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~流れを制覇~ (4g) オリエン #BS(S) OLIAN Spoon 4g [SILVER Base] <アングラーズシステム>

361円

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■BUX
■OLIAN
■DOHNA
■BionDy
■WIRED
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商品説明
 渓流という流れのあるフィールドでは、時として水を受け流すスプーンが必要となる場面があります。Y字パターンの収束部、瀬の流れ出しなどですが、肝心なところで水を噛み過ぎると、使い手に熟練したテクニックを強いることとなり、ともするとみすみす就餌点を通過させてしまいます。一発勝負の好ポイントに待つトラウト達に口を使わせるには、踊るようなウォブと妖艶な輝きのフラッシングが必須条件となります。水を受け流す超細身、絶妙なフラッシングを可能とした3Dスケール、そしてバックス譲りの8の字ウォブリング。生まれる前から流れを制覇することを条件付けられたアイテムです。

仕様 フック/シングルフック搭載
長さ/40mm
カラー/19色
注意事項 ○釣り以外の目的に使用しないでください。
○幼児の手のとどかない所へ保管してください。
○ルアーを投げる場合、周囲の安全を確かめ、危険のないことを確認してください。
○フックの先は大変危険です。使用中に限らず、取扱には充分ご注意ください。


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2022年3月 6日 (日)

『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』を読んで

 YouTubeの「スカパー!」公式チャンネルにて、ディアトロフ峠事件についての海外ドラマの宣伝をしていたが、ゲストで出ていた荻田泰永さんのお話や写真がとても素晴らしく、極地(寒冷地)探検熱が蘇ってきて『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』や『北極読本』などを衝動買いした。

 意図して買ったわけではないのだが、『アグルーカの行方』で筆者と一緒に北極を歩いているのが荻田さんだった。と、いうか、日本人で北極を歩いて旅するなんて冒険家は荻田さんくらいのものなのかもしれない。序盤で荻野さんがホッキョクグマと格闘して(?!)撃退したシーンがあり、また久々に読んだ探検もの(ノンフィクション)だったせいもあってとてもおもしろかった。そして、胸をきゅんと締め付けられるような読後感がまたノンフィクションっていいなと思わせてくれた。現地調査は本当に大切。詳細な地図が付いているのも良かった。

 オカルト好きには有名なディアトロフ峠事件だけれども、フランクリン隊の運命の方がよっぽど謎だしゴア表現がきついかも。なにしろ129人も死者が出ているからね? 最新の工業技術だと信じていたものが次々と人命を奪っていくところも皮肉で怖い。ディアトロフ峠事件の方は、冷静に見ていくとなんだか普通の雪山遭難のような気もするし……。オカルトネタにされちゃうと、変な尾鰭がつくからなぁ。そういうのない方がロマンがあるし、怖いと思うんだけどねぇ。

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2020年12月31日 (木)

超かんたん 自分用栗きんとん作ってみた

正月の準備、今日一日じゃできそうもないけど、餅ばっかりじゃ繊維不足になりそうなので、栗きんとん作ろ。

用意するのはさつまいもと栗の瓶詰めだけ


いもをレンジでチン


皮をむいて


手動でつぶす(自分用なので漉さないでヨシ)


瓶詰めの汁を加えて煮たら栗投入


以上。できあがり。

市販の栗きんとんのような鮮やかな色ではないけど、自分が食べるだけだから良しとしよう。

しかし、2020年最後の投稿がこれでいいのか(笑)。

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2020年12月12日 (土)

PCあるあるっ

 かなり前から、パソコン……具体的にはグラフィックボードが不調(寿命?)で、9月くらいにWindowsは正常に立ち上がるんだけど、画面が真っ黒……ってな具合で、Win+Ctrl+Shift+Bを押してもウンともスンともいわなくなり、そのたびにグラボをせっせと掃除してだましだまし使ってきた。

 というのも、どうしてもやり遂げなければならない仕事があり、パソコンを根本的に組み直している時間がなかったから。で、毎日クリーニングしている暇もないから、今度止まったら取りかえようと、急いでグラボを買った。


はい、開封! これでいつ止まっても大丈夫ッ!

 ところが、グラボが来てから今日この日まで一度も黒画面にならず、普通に使えているという……。←これって、PCあるあるだよね。

 いったいどういう事ーっ? PCパーツには人間の言葉がわかるのかな?

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2020年8月16日 (日)

『モンゴルの親族組織と政治祭祀 オボク・ヤス構造』を読んで考えたことなど


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 『モンゴル史(集史)』ロシア語版を訳しているとき、悩んだことの一つがローヂチ(родич)の訳。
 そもそもこれ、モンゴル語の何の訳なんだろう? アカ・ヴァ・イニと一緒に出てくる印象があったので、オボクの訳なんだろうか? じゃあ、ロート(род)がウルクかな???と思っていたが、ラシード原文のペルシャ語を見ているワケではないので、想像の域を出なかった。

 そんなとき、楊海英著『モンゴルの親族組織と政治祭祀 オボク・ヤス構造』という本が出ているのを知り、これで謎が解けるかも、と思って即ポチした。

 読み始めて間もなく、30ページにモンゴル語とロシア語の対照表が出ていた。
 積年の悩みに決着が!と胸が高鳴ったのだが、思っていたのと何か違うような?

 というか、この本、ウルクが全く出てこない。最終章にようやく出てきて、ウルクはオボクのテュルク語的表現だとひとことで終わり。そ、そうだったのか?

 つまり、ウルクとオボクには差がなく、差がないところに無理に違いを見いだそうとしていたから混乱しまくっていた(←自分が勝手に)ってこと?

 とはいえ、『モンゴル史(集史)』も「部族篇」しか訳してないので、『集史』全体では違うのかもしれない。しかもロシア語の時点でいわばモンゴル語→ペルシャ語→ロシア語の重訳だから、もとのモンゴル語がどの程度反映されているかわからないよなー、と思い、とりあえず「部族篇」も一部訳しているスミルノヴァさん訳の「祖先紀」「チンギスカン紀」で、ロート(род)が何の訳かハッキリ書いてある箇所をピックアップしてみた。

ナサブ(nasab)5箇所
ウールーク(ūrūġ)2箇所
カビーレ(qabīle)6箇所
ナスル(nasl)4箇所
クドゥード(qu ̒dūd)3箇所
ヘイル(kheyl)2箇所
シャヂャル(shadjar)1箇所
アスナーフ(aṣnāf)1箇所

……って、バラバラやん!(笑)結局、一般的にロートに訳されてるのは普通のペルシャ語なんだろうな?
 どんどん群盲象を撫でる的な方に行ってる気がするので、余談は脇に置いとくとして。

 『モンゴルの親族組織と政治祭祀 オボク・ヤス構造』そのものは、とてもおもしろかった。モンゴルの部族や氏族の名称について、今まで、全部個別案件、それぞれ来歴をたどらなきゃダメかとあきらめていたものが、オボク、ヤス、オトク等から考えて、これほどスッキリわかりやすく系統づけられたものはなかったように思う。「だいたいこんな感じ?」と漠然と感じていたことともピタリ合ってる。

 ただこれ、『集史』『秘史』あたりでモンゴルの部族名と系統というか関係性が頭に入っていないと、とっつきにくいかもしれないな。逆にそれがわかると、チンギス時代のあの部族が、今はこうなってああなっているんだ、と面白さ倍増。
 モンゴル帝国時代が現代モンゴルにも生きている感じがしてとても良い。

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2020年8月10日 (月)

『モンゴル紀行』(1972年)を読んでみたらおもしろい発見があった

 

 小澤重男さんと言えば、岩波文庫版『元朝秘史』や『元朝秘史全釈 』で大いにお世話になった(翻訳時に参照しまくった)ので、小澤重男=元朝秘史ぐらいのイメージができあがっていたのだが、この本に小澤さんが山登りする話が書いてあるらしいと知り、「そんなスポーツマンな面もあったのか!」と少々意外に思って気になっていた、、、割にはツンドラ……いや積ん読になっていたので、今更ながら読んでみた。

 

 読んでみたら、あらすごい。「山登り」程度の話じゃなくて、モンゴル西部の未登峰ハルヒラーに、しかも隊長として挑むというガチな話。いまどきの日曜登山家がホイホイ難しい山に登っちゃうのとはわけが違う。何かすごい。

しかもこれ、日本とモンゴルの間に国交がない時代の話なんだよね。モンゴル人力士が日本で大勢相撲を取っている今からは想像しにくい時代だなぁ……と思ったけど、やっぱりモンゴルだなぁと思えるところはそこかしこにあった。良いところにしろ、悪いところにしろ(笑)。

 

 でも、さすがにその辺の草っ原に飛行機(国内線ではあるが)が離着陸ってのは、今はないだろうなぁ。「そういうの、ノモンハン(ハルヒン=ゴル)戦記とかで読んだことあるぞ」って思ってしまった。……でもわからない。そんなにモンゴルを極めたわけではないので、地方空港へ行ったら案外その辺の好きなところに着陸するスタイルだったりして。
 全体の分量の半分以上が、山そのものに着くまでのあれこれの困難と、登頂後のモンゴルの歓待ぶり。登山そのものの記述よりずっと多かったので、アネクドートの「レーニンと会った農民が出版した本」みたいになっとる(笑)。

 

 とはいえ、登山の拠点となる地方都市がウラーンゴム(オラーンゴム、ウランコムとも)、しかもロシア(ソ連)経由で行く話だったので、「どうやって行くんだろう?」と興味津々ではあった。モンゴル西部とロシアは、ハイウェイで繋がってるとかいう話だったので。
 しかし、何のことはない。イルクーツクから飛行機でウランバートルへ飛んだだけだった。ちなみに、草っ原滑走路は、ウラーンゴムの話。

 

 ところで、なぜウラーンゴムかというと、ルーン文字碑文と同時期(9世紀前半)に建立されたと覚しきウィグル文字の碑文があるから(何が書かれているかはシェルバク『ターキッシュ・ルーン テュルク人最古の文字の起源』参照)。本文中ではこの碑文に全く言及されていなかったけどね。そのため、見過ごしそうになったが、この碑、挿し絵の写真に写っているではないか! 


ウラーンゴム博物館の前に建っている碑。間違いない。

 

 露天に雨ざらしなのでレプリカかもしれないが、当時のモンゴルだったら、オリジナルが雨ざらしってこともあり得る。まぁ、今ではさすがにそんなことはなかろうが。

 

 直接関係ないナー、と思っても、どこにどんなお宝が潜んでいるかわからない。自分の担当地域(笑)の情報は、片っ端から洗っておくに越したことはないもんだ。

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2020年7月17日 (金)

C99が延期になったそうです!

 2020年春に開催予定だったコミックマーケット98の中止に続き、年末の開催が予定されていたコミックマーケット99(C99)が来春まで延期されることが決まったそうです!

 

 今年の5月に出そうとボチボチ訳していたバルトリドの『アニー マヌチェ・モスク壁面のペルシャ語碑文』(イル=ハン・アブー=サイードの令旨についての考察)は、挿絵の挿入や校正作業を経て、後は印刷に回すばかりになっていたのですが、それも来春までお預けのようです。


バルトリド先生を前面に推しだした表紙案

 仕方がないので通販に力を入れることとし、在庫が切れている『モンゴル史』「部族篇」の1と4を増刷しようと考えています。で、増刷するならせっかくなので、その後判明した不確定な箇所を正し、完全版にしたいので、もう少し待って下さいまし。……決して「出す出す詐欺」じゃないですよ(汗)。

 

※まぁ本当は、上記バルトリドの翻訳も「部族篇」3の20頁に「参照せよ」とある論文なので、「部族篇」1~4読む際のお供に連れて行って欲しかったんですけどね~。

 

 群雄堂書店の本は「薄い本」といっても、家族に見られても恥ずかしくない・むしろ見せびらかして自慢して欲しい本なので、ふるって注文していただきたいところ……なので、頑張って完全版作りに励みたいと思います。

 

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2020年4月10日 (金)

『「王」と呼ばれた皇族』を読んで

 赤坂恒明著『「王」と呼ばれた皇族』。

  

 読み始める前は、「王」のつく人なんて、興世王くらいしか知らないから、私には難しいんじゃないかなー、と少々腰が引けていた。

 

※しかも、それってNHK大河ドラマ「風と雲と虹と」で見て知ってたってだけだし。



「風と雲と虹と」は、21世紀になってもコミケでファンブックが出るくらい人気のドラマ。
  

 しかし、意外や意外。わかりやすくてスラスラと読み進めることができた。

 

 何しろ日本史は、中高の教科書レベルしか知らないし、しかもその記憶さえかなりあやふや。せいぜい、額田王クラスの超有名人を覚えているくらいのもの。

 

 ところが、そんな覚束ない記憶の中のキーワードにいきなりヒットしてきたんだよね。そう、その額田王。
 額田王は、なんで「ぬかたのおおきみ」って読むのかなんて、考えたこともなく丸暗記していたのを覚えていただけなのに、この本で初めて「そういうことだったのか!」と知り、目の前に一大パノラマが開けた!……ように感じた(笑)。
 こういった誰でも知っているようで本当はわかっていない事へのリンクや「豚のロース肉のうた」(?!)の可笑しさにぐいぐい引き込まれた。

 

 まぁ、最初の方の位階についての法令類の話は、確かに面倒くさい。でも、量的にはそんなに多くないし、「これ表にしてみないとピンとこないわ」「親子関係・婚姻関係がねじれまくっている」と感じた箇所はすべて表や系図になっていたので、直に脳に入って来やすい。

 

 しかも、これを覚えておくと強力なツールになるってことが、読み進めていくとすぐにわかってくる。「あ、これ使える!」と実感できると、読んで得した気分になれる。

 

※何なら覚えなくても、図表のある箇所は目次に載っているので、辞書的に使える。

 

 たとえば、『薬師寺縁起』で天武天皇の孫の名を全部明らかにした例が挙げられているが(澤田浩「『薬師寺縁起』所引天武系皇親系図について」)、このツールを使えば、系図の誤りや欠落部分をこういうふうに論理的に正したり補ったりできるってわけ。

この本では、初出だけでなく何度も(全部ではないが)人名・地名その他にかなが振ってあったので、楽に読み進めることができた。読めないと記憶に留められないもんね。

 

 いま、天皇の子孫でも、「王」と呼ばれる人はいないから、そんな称号なんてとっくの昔に廃れた過去の遺物のように思っていた……というか、「王」がいるとかいないとか、そもそも意識の外だった。しかし、制度として今も普通の顔をして存在している、というのは新鮮な光景だった。

 

 学校の勉強だと、古代とか中世とか現在とか、横に輪切りにしてやりがちだから、どうしても古代と現在は全然別物だと捉えがちだ。しかし、この「王」のように、縦にたどっていくと案外、千年くらいの昔なら、今とつながっていると直観的に捉えられる。こういうところで脳汁(エンドルフィン?)が出るような興奮を味わえるのが、歴史好きの醍醐味ってところかな(笑)。

 

※それにしても、平安時代に既に「なま孫王」「なまわかむとほり」のような、天皇の血筋でありながら無能な王らを揶揄する言葉があったのには笑える。「王」と呼ばれる歴史上の人物を私が知らなかったのも当たり前、歴史に名を残すほど重要な役割を演じた皇胤はほとんどいなかったってことだ。
 にもかかわらず、現在でも天王の血を引いているってだけでありがたがる人が一定数いるってのは笑える。どんだけ情弱なのか。
しかし、笑ってばかりもいられないか。そういうのをメシのタネにする詐欺師が今も昔も絶えないのは、そのせいなんだから。

 

P.S. 赤坂さんと言えば、草原者に即座に思い浮かぶのは『ジュチ裔諸政権史の研究』の150ページ近いあの系図なわけだが、なるほど、あれもこういう綿密な手法を駆使して曖昧なところを補い、作為を見抜いて作られたんだろうなーと彷彿させるところが、騎馬民族ファンとしてはおもしろかった。

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2020年3月 8日 (日)

C98に向けアラビア文字のタイポグラフィーについて考える

 コミックマーケット98は、やるのかやらないのか?何だか不透明な今日この頃ではありますが、My出し物の方はV. V. バルトリドの「アニー マヌチェ=モスクのペルシャ語碑文」(コード名「アニーにおまかせ」)の翻訳が着々と進んでおります。っていうか、下訳は終わっているので、読みやすさや訳語の統一等々の細々した問題に目をつぶれば、「出す」重視で内容を問わないなら出せる(笑)状態です。

 

 冬コミ・春コミ間の期間が短いので、短めのをちょこちょこっとやろうと思ってこれを選びました。内容も、アニーの住民から不当な税金を取り立ててはいかん、というアブー=サイードの令旨の碑文で、杉山正明氏の「八不沙大王の令旨碑より」と似ており、東西のモンゴル王の命令を並べてみたらおもしろかろう、という思いつきもあってのことです。

 

 しかし、ペルシャ語?アラビア語?の部分が多くてとんだ地獄を見ました(笑)。とはいえ、一応入力は終わっています。ただ、文字の識別が困難な箇所があって、あまり自信はありません。
 特にファーとゲイン。この語中形をどうやって見分けるんだ???と、悩んでいましたが、打ち込みが終了して「原稿作りも一段落!」と、息抜きにネットサーフィン(死語)をしていて良い資料をみつけました。

 

 それがこれ。「アラビア文字の基礎知識」

 

 超初心者向けのペルシャ語入門の語学書を読んでもサッパリわからなかった事、致命的な欠陥ではないけれど美観的にどうにかならないかと思っていた箇所がバッチリ出てました。
 のみならず、『モンゴル史』「部族篇」で「???」となっていた箇所も「あっ、あれってこれじゃん!」と、わかってきました。……それにしても、2005年版かぁ……もっと早くに出会っていれば!

 

 でも言われてみれば当然で、ネットやパソコンでのペルシャ語やアラビア文字の表記の問題なのだから、ネット上でなにかしらの議論が繰り広げられていたはずです。しかも、ペルシャ語そのものを学ぼうというわけではないのだから、最初からネットで探すべきでした。

 

※たとえば、Tahomaのアラビア文字フォントは「漫画チックな(もっと言えばふざけた)印象を与える」とか、アラビア文字の「Unicodeにおける文字名称は、ヤケクソ(?)で付けられた物が多数ある」なんて箇所は、読んでいて笑えるような笑えないような、「あ、やっぱりそう思うよね?」と、とても共感。

 

※また、「アニー……」の中では、日本語フォントとアラビア文字ペルシャ語のフォントを同じポイント数によるとアラビア文字が小さく見えるんだけれど、かといってアラビア文字部分だけポイント数を上げると行間が空いてしまう、というような問題も取りあげられていました。だいたい、原稿を作っていてきれいな見た目にしたいなぁ、と思ったときに問題になった点は、既に議論し尽くされていたというわけ。ま、解決はしてないようですが……。

 

 とはいえ、チャットのような場所で繰り広げられた議論を今から追いかけるのは難しい……というかメンドウクサイので、ここまでスッキリわかりやすくまとめてある文書は大変重宝します。いま日本語ワープロで多言語混在、しかも左→右文も右→左文もガツガツ混在できるのも、こういった試行錯誤があったからでしょう。

 

 ちょうど売り切れている「部族篇1」の疑問だった箇所もこれのおかげで直せそうです。コミックマーケット98にむけ、ぽちぽちとでも確実に準備を進めて行きますよん。

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2019年12月28日 (土)

コミックマーケット97に参加します

 いまさらですが、「群雄」は日曜日 西 D 68aです。

 今回は全く間に合いませんでした。なので私の新刊はなしですが、人材豊富な「群雄」には、新刊を出す人がいます。日曜日にコミケに来る機会があれば、是非立ち寄って手に取ってみて下さいね。

 言い訳させていただきますと、1週間ちょい時間があって、無料配布にウラーンゴムのウィグル文字碑文でも訳すかと思ったんですが、風邪が酷くてとうていそんな気力が出ませんでした。……それでも、ロシア映画祭には行ったんですがね(笑)。

 年に2回の祭り。自分の新刊がないと、きっと寂しい思いをするんだろうなぁ。次回への自戒を込めて、朝から売り子に励みたいと思います。

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映画「深い河」

「深い河」トレーラー
2018年ロシア
監督:ヴラジーミル・ビトコフ
キャスト:
オレグ・グセイノフ
ルスタム・ムラトフ
ムハンマド・サビエフ

 カフカスの山並みは雄大だが、そこに暮らす人間の器の小ささは、まるで日本の田舎のよう。山口のあの事件を思い出した。世界初のカバルダ語の映画だという話だが、あんまり関係なかったな。

 

 兄のベスのように傲慢で独りよがり、人の忠告には耳を貸さず、凡夫のクセに偉そうな態度の田舎オヤジはよくいる。家族の危機を知って手助けに来た下の弟マロイにろくにやり方も教えずに、できないことをあげつらって「やっぱりダメなヤツ」と笑い物にするという性根の腐りぶりでは、誰からも恨みを買うわな。

 

 しかも、村人が誰も彼も妬みと僻みの固まりのような酷い奴らばかりで、ベスの家族とも険悪な雰囲気。ひとり収入のあるベスの家族を逆恨みしてなにかやらかしそうなニオイがぷんぷんしている。
家族の弱い部分であるマロイが見るからに危険で、何度となく「弟ちゃん、逃げろぉ!」と心の中で叫んだよ。山口の事件だと、村八分にされた方が逆ギレして村人を殺して回った訳だが、この物語ではどうなることやら……。


 題名が「深い河」って割には、川は上流域の浅く流れの速い河だし、複数形になってるけど出てくる河は1本だけ。質問コーナーで監督は、ほかの題名にしたかったが、官僚主義的あれこれで変えることができなかったとか答えていた。また、カバルダ語で川と魂は同じ発音なんだとか。リアルな河とはあんまり関係のない象徴的な題名なんだろうと思われる。 

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